なぜか生理前には鼻血が出るという症状もPMS?

なぜか生理前には鼻血が出るという症状もPMS?

 

生理の前になると、鼻血が出る。あるいは、生理が遅れると鼻血が出たり、前回の生理の経血量が少なかったら鼻血が出た、という経験を持つ方も多いことでしょう。

 

これは代理出血とも言われて、鼻血について調べるとよく書いてある言葉です。それでは、なぜ生理の出血が鼻血として出てくるのかとなると、はっきりとした説明を得られないものです。

 

以前は、男性がよく鼻血が出るのは、男には生理がないからだ、という暴論があったくらい、生理と鼻血は結びつけて考えられています。

 

生理前の鼻血もまた、ホルモンバランスが問題

 

人の身体には、医学的に説明のできない現象がよく起こります。生理前の鼻血はよく、代理出血と言われますが、生理のために子宮に溜まった血液がどうすれば鼻から出てくるのか、さっぱりわからないですよね。

 

子宮は独立した臓器でもありますので、生理の経血は体外に排出されるだけですので、子宮に溜まった血液が身体に逆流するとは考えづらいことです。そういうわけで、この鼻血にもホルモンバランスが影響しています。

 

生理前には卵胞ホルモン(エストロゲン)が排卵後に減少し、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えることによってホルモンバランスが乱れ、粘膜が弱ってしまいます。そのため、鼻血が出やすくなっているのです。

 

そもそも、鼻血が出るってなんで?

 

鼻血そのものは、頭の血管のうっ血や血圧の上昇によって起こることがあります。鼻血は、鼻の中のキーゼルバッハ部位というところから出てくることが多く、毛細血管が多くて粘膜が薄く、非常に敏感な場所ですね。

 

風邪やアレルギーなどで何度も鼻をかんだりして、キーゼルバッハ部位を傷つけて鼻血に至ることは、誰にでもよくあります。また、暑さや精神的な興奮で頭に血が上っている時、キーゼルバッハ部位の粘膜が敏感な状態になっていると鼻血が出ることもあります。

 

ただでさえ粘膜が薄く毛細血管の多いキーゼルバッハ部位に、生理前のホルモンバランスの崩れが重なると、とても鼻血が出やすい状況となってしまうのですね。

 

生理前の鼻血に対処法はあるの?

 

 

鼻血は一度出ると、止まっても何回も出てしまいます。それは、鼻の中のキーゼルバッハ部位が傷ついたままの状態が続いているためです。最初に出た鼻血が止まっても、しばらくは無理に鼻をかんだり、鼻の中をいじったりせず過ごしましょう。

 

生理前のホルモンバランスの乱れはどうしようもありませんから、極力、鼻の粘膜への刺激を避けるため、辛いものやカフェインの多い刺激物は避けて過ごすといいですね。

 

また、生理前は頭痛もありますので、頭痛薬を飲むことが多くなりますが、鼻血が出ているときはアスピリン系の頭痛薬は避けるといいです。

 

アスピリンには鼻血が出やすくなる、という副作用が報告されているため、生理前にアスピリン系の頭痛薬を飲んで即、鼻血という事もあります。そのため、生理痛のために飲む頭痛薬はアスピリンを使っていないものを選んでおくといいですね。

 

そして漢方薬の桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)には、鼻血を抑える効果がありますので、こちらも服用しておきましょう。PMSや更年期障害にはよく処方される漢方薬です。

 

あとは、生理は病気ではありませんが、身体の状態が不安定になっていますので、激しい運動やストレスのたまる場面はなるべく避け、穏やかに過ごせる環境を作るといいです。

 

もし、鼻血が止まらないようなら、夜間の救急外来へ行くといいです。ちゃんと診てもらえます。生理前の鼻血に関しては、婦人科の先生だけではなく、耳鼻咽喉科の先生にも相談してみましょう。

 

最近は、生理前の鼻血と子宮内膜症の関係も報告されていますので、鼻血が続くようなら病院で相談したほうがいいですね。なかなか止まらない生理前の鼻血ですが、メカニズムを知ることによってだいぶ、対処がしやすくなります。

 

ホルモンバランスの乱れが主に影響する鼻血ですので、ストレスの溜まりづらい生活習慣を整えて、必要なら病院の先生にも相談して鼻血の回数をいくらでも減らしていけるといいですね。

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